説明
24歳の演奏者、坂本龍右(さかもと りょうすけ)はヨーロッパの古楽を本格的に取り組む日本人の第二世代に属する。子どもの時から両親と演奏することによって、音楽理論、音楽史の知識を得る。彼にとってはルネサンスリュートが自己表現の楽器となり、この楽器であらゆるジャンルの音楽を奏でるのがごく当たり前になっている。このCDではダウランドからドビッシーまでを弾く。
1994年第8回、日本古楽コンクールにおいて最年少(10歳)で本選出場者に選ばれる。東大で美学芸術学を専攻した逸材。ホプキンソン・スミス、ヤコブ・リンドベリィ、ポール・オデットにリュートを学びヴィーラント・クイケンにガンバの指導を受けている。